私は日本人のすべてが英語を話せるようになってほしいと思っていません。

これについては色々な視点はあるが、
まず率直に日本人の全員が英語が話せるとなると、
これは日本がどこかの国に従属している事を意味する。
どこかの国の言葉をメインに話す事により、恩恵を受けていることに他ならないと言うことになる。
長い歴史のある日本がそうなるのはすごく情けないことではないか?
これは日本人としての私の思い。

ではここからは私の英会話スクールの運営者や生徒を直接受け持っている指導者としての見解。
我々指導者は自分の生徒に対してい少しでも英語ができるように日々指導する。
それは英語ができる事によりその子の人生が少しでも良くなると言う思いからである。
当スクールでしっかり勉強してくれている子は、高校・大学受験でかなり優位に立っている。
もちろん我々が提供できるところは英語に限られるのだが、
それも一つの英語をしっかり勉強してきた子への報酬である。

就職にしてもそうである。
英語が他よりできる事により、その子がより希望した職業に付ける可能性が上がる。

私は自分の生徒を自分の兄弟、子供だと思っている。
彼らが少しでも良い幸せの人生を歩んでほしいと思っている。
もし全員が英語ができるようになると、私の生徒たちの優位性が下がってしまう。
これが私は日本人全員が英語ができるようになってほしいとは思わない理由である。

もちろん第二言語を習得できる事はそんなに容易い事ではないため、
そこまで心配する必要はないのであるが、しっかり努力してくれた子が
色々な面で優位に立てる状況は変わらないので私としては安心である。

2022年10月31日