小学高学年から英語が教科になって変わる?

2020年より小学5・6年生で英語が教科となった。

これにより新しい世代の子たちは、我々その前の世代の人たちよりも英語能力は上がるのか?

結果を論ずるのは時期早々であるが、
うちの生徒たちに授業内容を聞いたところNo chanceである。

どこを目標にしているのは不明であるが、『全員が英語ができるように』と言うのであれば、
そもそもの目標設定が間違っている。人には向き不向きがある。同じスポーツ、例えば野球一つとっても、球を速く投げる能力、投げた球を上手くコントロールできる能力、球を打って遠くへとばす能力、打率を高くキープできる能力など、それぞれ違う能力なのである。生徒全員が英語が使えるようになると言うのは、クラス全員に130キロの球を投げられるようにしましょうと言う事と同じ事で、これは毎日一生懸命練習している高校野球部ですら不可能である。

日本語がこの国において、あらゆる場面の99%を占めているため、
残念ながら、英語はできるようにならない。。

ではどうすれば良いか、『クラス全員が英語ができるような人になる!』のではなく、
『クラスの2~3割の生徒が英語ができるようになる!』へ目標変更すれば良い。
私の皮膚感覚になるが、大体6割ぐらいの生徒は英語なんか勉強したくない。
受験に必ず必要となるので、しょうがなくイヤイヤ勉強しているのが正しいのではないか?。
英語をやりたくない子にリソースを使うのをやめ、そこで使用されなかった分を英語を本当に勉強したい子に振り当てれば良いのである。英語部なんて言う部活を作って、専門家を雇って毎日2時間活動していけば、確実に3年後、もしくは6年後には英語が使えるようになっていると思う。

過激な発言になるが、国が雇っている英語教師の半分をクビにして、オンライン授業を採用する。
余ったお金を本当に英語をモノにしたい子に使う。そうする事によって公立の学校でも英語ができる子を作り出すことができると私は考える。

まあ、そんな事が起きるもんなら私は廃業しなくてはならないが、
その時がくるのであれば、喜んでキャリアを変更したいと思う。

Tommy

 

 

 

 

2022年10月24日